私は、「ディスカッション」とはある題材についてどう思うか相手の意見を聞き、
自分の意見を述べあうことだと思ってきました。
ディスカッションに限らず、相手の意見に対して共感出来るところもあるし、
反対意見も勿論出るのが当たり前、と思っています。
例え相手が倫理に反する意見を述べたとしても、まずは理由まで聞いてしまってから
何故そう思うかを聞いたりします。違う視点から物を考えられるいい機会だし、
自分の持っていた意見より相手の意見が納得いって「そうか、なるほど」と思う時もあります。
良い勉強になると思ってきました。一昨日までは。
その日のテーマは、モラルに関することで、特に赤ちゃんのことについてでした。
5人のクラスで、(6人MAX)女性3と男性2です。
「試験管ベイビー」「体外受精」「精子バンク」「クローン」
「胚を調べて(たとえば)病気の遺伝子を持っている子を排除する」
以上のことをモラルと思うか、インモラルかでまず話し合います。
先生が女性と男性の意見の違いに興味があるので、と男女別にグループを分けました。
実は、その中で苦手なタイプの女性がいるのですが、苦手と思っていたら
「鏡の法則」(こちらがそう思っていたら相手もそう思ってる)になってしまう、と
しっかり話を聞く体制を作りました。失礼だし。
よく話される方で、表現など学ぶところがいっぱいだな〜とふんふん聞いて、
あなたはどう思う?と聞かれたので話し始めました。
ですが、「私は○○と思います。何故ならば・・」とここで
「何で?なんでそう思うの?分からないわ。○○って何?」と中断。
「○○は△△のことで・・」
「(△△のことも知らない)何?あなたが言ってることが分からない」
「えー、△△とは□□のことで、つまり、私が言いたいのは・・(最後まで理由を聞いてくれたら分かるんだけど)」
「え??分からないわ。でもそれは違うわよ」とバッサリ。
ええー?!
分からないのに違うって切られましたーー!
「そ、そう・・(確かにどこかで読んだか聞いたかした情報が基なんだけどな・・
ま、私の勘違い、かな。←自己オチ)あ、じゃあ私の勘違いかも」
「そうよ」
そそそ、そうなんだ。ダメなーのーねー。。
苦手、というのは彼女と話すといつもこのパターンだからです。
そして、今回の山場、ディスカッションのメイン。
「性を操作していいと思うか」(←赤ちゃんの産み分け)
内容は、イギリスの34歳の女優(お金持ち:成功している・男の子3人のお母さん。配偶者もいる)が
女の子が欲しいので、新しいテクニックを試そうかと思っている。
それは「試験管ベイビー」の延長線上のもので、妊娠に必要なもの以上の
胚を(大体6個)創り出し、その中のひとつを選んで数万個コピーし、
細胞の中のPCR(チェーン・リアクション)から男女の違いが分かり、
今回の場合、女の子の胚を子宮に入れる、というもの。
これはモラルかインモラルと思うか?というのが質問でした。
早速その苦手な彼女が反対説を述べ、私ともう一人のクラスメイトが
聞いて、そのクラスメイトは「そうだね、良くないね」的な考えを述べました。
で、私の番。
私の意見は、欲のために生命を操作するのは勿論良くないと思うけれど、
今回の場合、この女優さんも批判を浴びることは十分理解、覚悟している上で、
女の子の母になりたい、良い母親になれる、と長年切望していて、どうしても叶えたいと
いうことだったし、'I agree with you.'ばかりじゃディスカッションとして面白くない、と思って
「うーん、条件付でありえない話じゃないかもと思う。何故なら・・」
と言った途端その彼女の顔が豹変。
「え?どういう意味?!」とあきらかにむっとしているようでした。
「えっと、まず両親側の受け入れ態勢が整っているかが問題だと思うんだね。
それは何かと言えば・・」
「え?どういうこと?分からないわ!」
「いや、まず育てられるか、ただファッション・アクセサリーとして子供のことを
考えていないかとか、まあお金の面とか・・・(この後勿論人を育てる責任とかと続けたい)」
「え?それって何々〜〜!!」←となりの男性陣の笑い声にかき消される。(別にディスカッション中)
「え?ごめんなさい、もう一回いい?」と私。
この聞こえないやり取りが二回三回と繰り返された後、
彼女が真っ青な顔をして怒鳴りました。
「
あなたは自分の子供もお腹の中に宿っても殺すのかって聞いてるの!!」
えー?!えー?!えー!?
何でそんな話になっちゃうの?
というか、この題材について話していたのに自分に置き換えて話すの?
それがすべて「正しい」こととは世の中何一つ決まってないよね?
’What do you think?' or 'How about you?'って聞くけどぜーんぜん
人の話は聞かない。で、'I think・・・'と話し始めてるけど、それがまるで
皆の意見(一般的なもの、もしくは社会のルール)であるかのように
反対意見は受け入れられないようなのです。
怒鳴り声にびっくりして反論も何一つ出来ませんでした。
言ってみたら良かった。人の話は最後まで聞いて、と。
誤解してると思うんだけど、って。
その時は、彼女の方がこの題材を理解していて私が内容をとり間違えているからかも?と
思って帰ってから見直した(プリントだった)けど、間違ってない。
はたまたディスカッションと思ってたけど、ディベートだったのかな?と
思ってもそれも違う。同じグループのクラスメイトに聞いてみたけど、
「あんまり強気で話してくるから、怖くて後半聞いてなくて助けられなくてごめんね。
海外が長い(という彼女も留学してたけど(笑))と意見がはっきりしてるよね。
気にしないでいていいと思うよ」との回答。
では、と海外経験のない私は、ネイティブの友人に尋ねてみたけど
ディスカッションではまず「君の話してることは分かるよ」など共感(受け止める)
したりするのが普通だよ、とのアドバイス。
友人たちは、口を揃えて「そのひとは変だから近寄るな」と言ってくれました。
みんなありがとう。
だけど、スクールに通い続けるうちはその人も来るんだよ〜〜。どうしよう?
因みに他の男性陣も「場合により受け入れざるをえない(胚を選ぶこと)」という考えでした。
だからって私たちの意見が正しいとは思ってません。
彼女の「胚とはいえ、命なんだよ!絶対殺しちゃだめ!」という意見も大切に聞きます。
逆に素晴らしい意見だと思います。
ただ、人の話を早とちり&勘違い&決め付け&そもそもの質問の意味とは違う話にまで
拡げるのは止めて欲しいです。やっぱり、一回クラスの外でお話してみるべきでしようかね〜。。
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